【難関文系私大】Libra(ライブラ)【逆転合格専門】

所属教師全員が早稲田大学を卒業し、難関私大への逆転合格を専門にした家庭教師をしております。これまでの経験や受験に勝つためのスキル・参考書や受験する大学別の対策まで、知識と経験を余すところなく広げることを目的としております。世の中の誤った受験対策に対し、圧倒的な実績を出してきた私たちの叡智を使い、1人でも多くの受験生を合格させたいと思います。

【キャリア教育】キャリアってそもそも何?

こんにちは、ライブラです。

本日はキャリア教育というものについてお話します。

 

最近『キャリア』や『キャリア教育』という言葉が世の中で使われますが、そもそも何を意味するのか、そして高校生のうちから考えておくべきことについて触れたいと思います。

 

キャリアという言葉の一般的な使われ方として、仕事・経歴・就職・出世などのイメージが強い言葉です。

また厚生労働省が提唱しているキャリアの概念は、『時間的持続性ないしは継続性を持った概念』として定義されていますが、よく分からないと思います。

 

では、キャリアとはなんなのか?

 

本来キャリアとは、就職・出世などの結果を指す言葉ではなく、「生き方」や「人生そのもの」を指す言葉だと我々は考えています。


つまり、キャリア教育とは自分がどのような人生を送りたいか、を考えるにあたって必要な知識を提供することなのです。

 

一方で、一生をかけてその学生に教えることは難しいため、我々は学生から社会人になる上での通過点である、就職活動に焦点を絞り、満足のいく結果を出せるようにサポートしようと考えています。

 

就職活動は、巷に出回っている小手先のテクニック本を読んで突破できるような甘いものではありません。

 

自分と向き合い、何がしたいのか、何によって社会の一員となりたいのかを真剣に考えることがとても大切なのです。

 

私たちは、多くが一部上場企業に勤務している現役のビジネスマンでもあるため、

学生には生の声を届けられると自負しています。

ぜひ話を聞いてみたいと思う高校生、大学生の皆さんはメール」コメントを下さい。

 

以上

【大学受験】受験勉強における自習の重要性

こんにちは、Libraのハヤシです。

 
今日は受験勉強における自習の重要性について考えてみたいと思います。
 
Libraは低学力から有名私大に逆転合格をさせることをコンセプトとしていますが、低学力者や勉強習慣のない生徒は、総じて自学自習の重要性を理解せずに、ただ講師に言われたことを受動的にこなそうとしている印象があります。
 
ここで唐突にクイズを出したいと思います。
 
みなさんは、例えば偏差値30(学力ゼロの状態)から早稲田大学に合格するまでにザックリどのくらいの受験勉強時間が必要だと思いますか?
 
これはおよそ3000時間ほど必要だと言われており、事実上の受験勉強期間が10ヶ月だと考えると、1日約10時間の勉強時間を確保する必要があるということになります。
 
では、そのうち予備校や塾の「講義」が占める時間はどれくらいかというと、
 
塾により講義時間には差があるものの、およそ300〜500時間というのが一般的だと言われています。
 
すると、ここで一つの大切な事実が浮上してきます。
 
有名大学に合格するために必要な約3000時間のうち、講義の時間が占めている割合は多くても2割程度なのです。
 
では、残りの8〜9割は何をするための時間なのでしょうか。
 
おわかりですね?
 
そう、自習に使う時間なのです!!!
 
断言しますが、どんなに素晴らしい講義でもそれを聞いただけで大学に合格することは不可能です。
 
逆転合格の成否は、「自習の時間をどれだけ有益に使えるか」で決まります。
 
もう少し具体的に言うと、限られた時間の中で逆転合格を果たすには
 
クオリティの高い自習を①「効率よく」②「継続する」ことが絶対条件となります。
 
そして、この2つの絶対条件こそが低学力者や勉強習慣のない生徒にとっての最も大きなハードルになります。
 
なぜならば、「自習」というのはあくまでも自分自身で行うことであり、講師の目が届かない領域であるからなのですが、
 
逆に言うと、質の高い自習を「効率よく」「継続する」ことができれば、受験勉強は半分勝ったようなものです。Libraでは受験に必要な正しい知識だけでなく、「自習の作法を授業中に叩き込む」ことによって爆発的に成績を上げることに成功しています。(これは単に強制的に生徒に自習させる時間を確保することとは根本的に違います。)
 
ブログが長くなりすぎるので、逆転合格に必要不可欠な条件の1つ目「効率よく自習すること」の説明は次回したいと思います。
 
ありがとうございました。

【キャリア教育】受験の知識は社会に出てから役に立つのか?

高校生の皆さんは、毎日学校で様々な教科を勉強していると思いますが、ふとこう考えることはないでしょうか?

 

『この勉強は将来の役に立つのだろうか?』

 

実際私も受験生だった頃にこう思いながら、勉強をしていました。

なので本日はこのお題についてお話したいと思います。

 

最近youtubeの広告で某予備校のCMが流れており、そこでも「受験の知識ってどうせ将来の役に立たない」というセリフがあります。

 

では、本当にそうなのでしょうか?

 

これに対して、社会人としての言えることは、

ものすごく役に立つ!!!

ということです。

 

では、なぜそのように言えるのか?

 

それは以下の通りだと考えています。

①学んだ知識それ自体が直接役に立つ!

これについて、分かりやすいのは英語でしょう。

例えば学生の皆さんが社会人になった時、海外駐在で英語が必要になるかもしれません。

たとえ日本国内で勤務していても、海外とのやりとりのある部署に配属になるかもしれません。

はたまた、自分がやりたいことが海外にしかないこともあるかもしれません。

こんな時、受験で学んだ英語の知識があるとものすごく役に立つと思います。

 

また、現代文でも同じことが言えます。

基本的に受験の現代文は論理的かつ学術的に素晴らしい文章を扱っています。

このような文章を読み込み、理解できると、自分が何か仕事で大切な書類を書くとき、または読むときに非常に役立ちます。

 

ちなみに、世の中の大人たちの文章は、下手くそな場合が多々あり、そういう人達の文章を読むたびに、この人は勉強してこなかったんだろうな、と思います笑笑

 

②学ぶ過程で様々な力が身に付いている!

これは受験の知識、とは違った軸かもしれませんが、非常に大切なことなのでお伝えします。

 

受験では、主にインプットとアウトプットの両面を鍛えますが、特にアウトプットの練習が社会に出ると役立ちます。

 

例えば現代文の問題で、本文の記載と正しいものを以下から選びなさい、といった問題があると思います。これは端的に言えば論理的整合性が取れるものを選べ、と言っています。

すると、皆さんの思考は本文にこのように書いてあるから、答えはこれであるという流れを辿ります。

 

つまり、これはロジカルシンキングなのです。

 

そしてこの思考こそ仕事では非常に大切で、成果を出しているビジネスマンに共通して持っているものだと思います。

 

③学んだ知識自体を直接使うことはないが、その知識があることによって人としての厚みが出る!!

3つ目は人としての厚み、つまり教養です。

 

この教養、例えば日本史や世界史が挙げられるでしょう。

仕事をしていると、お客様に対して業務のお話をするだけではなく、世間話や時には現代の政治に関しても意見を言う場面があります。

 

そんなとき、歴史的観点からお話できたり、海外のお客様であればその国の歴史を知っていると、単なる営業マン、単なるサラリーマンという枠を超えて、お客様から信頼を勝ち取ることも可能になるのです。

そのため、受験の知識はその後の自分の人生の糧になると思います。

 

以上、簡単に受験の知識が社会に役立つか?という話をしました。

 

 

 

【生徒向け】過去問を解く目的とやり方【重要】

こんにちは、Libraのハヤシです。

 

今日は毎年必ず生徒から質問される「過去問演習の目的」について書こうと思います

 

この時期になると「過去問て何年度分くらい解けばいいですかね?」「同じ問題なんて出ないんだから過去問解く意味あります?」といったことをよく聞かれるので、過去問演習の目的についてあらためて説明しておきます。

 

結論から申し上げると、過去問演習の目的は「私大特有の問題を分析すること」ですが、その際に絶対に意識しなければならないポイントが2つあります。①「どのように分析するか」、そして②「どうしたら分析したと言えるのか」です。この2点をしっかり意識して過去問を分析しない限り、過去問演習をする意味がなくなってしまうので注意してください。

 

では具体的に説明しましょう。

 

①どのように慣れるか

まず1度時間を計らずに過去問を解いてみる。その際、『問題構成』と『大問毎の時間配分』をメモに書いておきます。

次に解説を熟読し、間違えた問題から「なぜ間違えてしまったのか」「どの知識が足りなかったのか」「その知識はどの参考書のどの部分に書いてあったのか」「何周もしている参考書に書いてあった知識なのに間違えてしまった。次間違えないようにするにはどうすればいいか。」などをじっくり分析することに注力してください。

今まで使ってきた参考書(問題集)で基礎知識を学習⇄過去問演習・分析を繰り返していく中で、志望校合格のために自分にとって欠けている知識を適宜、参考書(問題集)に立ち返って補填していくのです。

「普段繰り返し使っている基礎的な参考書・問題集で得た知識を、志望校の過去問を使って捉え直す。」これこそが過去問を解き、分析することの本質です。

また、『問題構成』以外の、『時間配分』と『分析』には個人差があるので、必ず自分で解いてメモに書きとどめて置くこと。解いた直後に書いておかないと絶対に忘れるのでこれは必ずやってください。

 

②どうしたら分析したと言えるのか

これは①で学んだ知識、問題の解き方、解く順番などのイメージを、次に演習する際に実践します。それができるようになるまで過去問は繰り返し解くことが重要です。そして、最終的には時間を計って解き、時間配分や解く順番がキチンと機能するかどうかを、これもできるようになるまで何度も試行回数を重ねること。もし明日が試験本番だとしても、どういう形式の問題がどの順番で出るのか、その問題を解く際の制限時間をなどを具体的に説明できて、実際その通りに解くことができればOKということです。

 

まとめると• • • 

「問題構成」「時間配分」「解く順番」を全て具体的に説明でき、かつ、その通りに実践できるようになることが過去問演習の目的です。逆に言えば、この点を意識して過去問演習を行わなければ、意味のない、単なる疲れるだけの苦行と化します。過去問は志望校合格に特化した最強の問題集」という認識をしっかりと持ち、間違えた問題から自分に足りなかった知識を抽出し、自分の参考書(問題集)でインプットしなおす作業こそが過去問演習の肝です。

 

しっかり確認してください。

 

長かった10ヶ月ももう終わろうとしています。

 

悔いの残らないように最後まで突っ走りましょう!

 

【キャリア教育】『学歴フィルター』は存在するのか?

こんにちは、ライブラです。

 

タイトルの通り、本日は『学歴フィルター』の存在について、イチ社会人の先輩としての見解を書きたいと思います。

 

その上で、夢や目標を持っていて、こんな仕事がしたい、こんなことやってみたい、と思う高校生のうち、少しでも多くの子たちがそれを達成して欲しい、という思いから書きますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

また、学歴が相応のレベルではない方でも逆転の方法はありますので、下段に記載します。

 

本題に入る前に。

異論反論はもちろんある内容のため、あくまで個人的に感じることとしてお読みください。

また、『学歴フィルターの是非』を問うことは致しませんので、その点もご了承下さい。

 

では本題について。

 

端的に申し上げて、

『学歴フィルター』は存在すると思います。

 

では、なぜ存在するのか?

 

理由は2点あると思っており、

1つが『欲しいと思う学生をピックアップしたら、結果的に高学歴の方々ばかりである』という、結果論の考え方。

もう1つが『限りあるリソースで無駄なく欲しい学生をソートするための手段』であるから。

 

中でも多くの皆さんは2つ目の理由のことを学歴フィルターと呼んでいると思うので、こちらについて話します。

 

この理由はしごく簡単で、

企業に大量に応募してくる学生を、限られた時間と人で、一律に評価をする必要があり、その指標が学歴というもの以外に今のところ無いから、です。

 

要するに公平性の担保ということです。

 

学歴=公平性??と思うかもしれませんが、考えてみて下さい。

ある意味、学歴というのは『人より努力してきた』という証の1つなのです。

 

受験という競争に勝ってきたという、『勝利の証明』なのです。

 

だから、学歴フィルターなんてものはある前提で考えた方が賢明です。

 

難関大学に入れる人というのは限られており、いわば椅子取りゲームのようなものです。

その戦いに勝つためにきっとこの子は努力したんだろう、と企業側は思うのです。

 

もちろん、その勝ちを得るために蓄えた学力や考える力は仕事でも十分役に立ちます。

(これは別記事でまた書きます)

 

しかし、もう一つ大切なことが前述した『競争に勝った経験』です。

 

なぜなら社会に出て企業で働くと、ビジネスは勝負の連続であることを知るのです。

 

競合する企業との戦いはその良い例で、とにかく他社(あるいは他者)よりも秀でない限り、その企業の持続的な成長は期待できません。

 

また、受験はある意味高3になってからのよーいドンのようなものですが、ビジネスはそうではありません。

既に多くの競争相手が先行している中で、出遅れてスタートすることもあります。

 

なので、『受験程度』で負けてはいけないですし、もっと言うと、たかが受験で自分の夢を諦めてはいけないでしょう。

 

冒頭でも書いたように、もし高校生の時点でこんなことやりたい、という目標があるのであれば、学歴は手に入れておきましょう。

 

学歴で全てが決まることは絶対に無いですが、あって損はしません。

なので、まずは学歴を取りに行きましょう。

 

一方で、学歴なんか必要ない、と言えるパターンもあります。

それは、

『学歴以外の圧倒的な成果を保有していること』です。

 

例えば芸能の世界やスポーツの世界に学歴は関係するでしょうか?

 

しませんよね。

 

なぜなら学歴を引いても余りある成果がその人にはあるからです。

『勝ち続けた証明が出来るから』です。

 

難関私大に合格する学生は全国の生徒の数%程度でしょうから、それと同程度の圧倒的な結果・成果があればビジネスでも通用すると思われる可能性はあります。

 

では学歴がそこまで高くなく、かつ今は他の分野でも突出していない方はどうしたら良いか?

 

これも簡単なことで、突出したものを作るのです。

例えば将来英語を使って海外で活躍したいなら。TOEIC満点、英検1級、海外留学など様々あります。

 

受験で良い結果が出ていなかったとしても諦める必要はありません。

もう一度、頑張った何かを作れば良いだけです。

(ただ、残念なことに多くの学生を見ていると高学歴な人ほど更に努力して、資格取得や留学などを積極的に行なっている傾向があります。)

 

最後に、

何を持ってあなたが素晴らしい人間であるかを証明するものは、絶対に作りましょう。

 

『やりたい・やりたくない』という気持ちの問題はどうでも良く、自分には何が『できるのか、できないのか』を明確にし、出来ることを増やし、その中でも他者より秀でていると言われるものを死に物狂いで作るのです。

 

そういったことを行った先に、明るい未来が拓かれるのです。

 

以上

 

 

【重要】過去問利用時のトリセツ【長文】

こんにちは。Libraのハヤシです。

 

今日は具体的な過去問演習のやり方について書こうと思います。またしても長文です。

 

まず、本題に入る前に「過去問を解く意義とはなんぞや?」という話から入りましょう。

 

 

そもそも私立大学文系は各大学・学部毎に出題形式が大きく異なり、過去問演習をうまく行えるかどうかは合否に直接影響します。適当に解いて適当に答え合わせをして、一喜一憂して終わり….は意味がありません。過去問演習は逆転合格への最も重要なプロセスなのは確かです。しかしながら、家庭教師や塾・予備校で対策するのが難しい領域もあります。その理由としては、私立大学個別試験は学部レベルで問題傾向が大きく異なっており、そのひとつひとつに多くの時間を割けないこと、そしてもうひとつ決定的なのが、あくまで自分自身で考えて成長しなければ効果が期待しにくいことが挙げられます。(これは過去問演習に限った話ではありませんが。)

 

ちなみに、世の中には「過去問なんか一回も解かずに受かったぜ!」と自慢げに語る人間も一定数いますが、小学校5年生から毎日3時間以上勉強し、順当合格した進学校出身者の意見はノイズでしかないので聞く必要がありません。前提が違いすぎるのです。

 

あなたたちはあくまでも「逆転合格組」だということをしっかり認識してください。

 

では、前置きはこれくらいにして、以下に過去問演習についての作法を列挙しておきます。

 

① まずは時間を計らないでじっくりと解く

「過去問はしっかり時間を計って本番をイメージして解きなさい。

このようなアドバイスをする講師(非常に多い)のおかげで、多くの受験生は過去問演習を「力試しの場」だと思っていますが、決してそうではありません。過去問というのは、受験生にどういう思考プロセスで問題を解いてほしいのか、どのような知識を身につけてきてほしいのか、という大学側からのメッセージなのです。であるならばそれを分析し、研究することは志望校合格のために最も大切な過程であるはずです。なので、少なくとも1回目の過去問演習は時間無制限でじっくりと解いてください。極論、時間制限を設けるのは本当の試験直前期(本番2週間前くらい)で大丈夫です。時間配分の練習にはそれほど時間はかかりません。本番をイメージして解くことが重要ではないとは言いませんが、それは過去問をじっくりと分析し、自分に足りない知識を埋め、大学側が要求する問題を解く思考プロセスを身につけた後の話です

 

② 徹底的に問題分析をする

時間無制限でじっくり問題を解いた後は、まずはどのような問題構成になっているのかを分析します。英語であれば長文と文法の比率はどの程度なのか、英作(和訳)はあるのか、空欄補充はあるのか、単語一致問題はどうか、NO ERROR問題はあるのか、あるとしたらどの程度細かいのか、また、その問題の出される順番は?これらすべてを科目毎に把握ます。試験開始前にどのような問題がどのような順番で出題されるのかを頭に叩き込んでおくのです。この作業そのものがイメージトレーニングになります。

 

 

一方で、私大個別試験は頻繁に傾向変化が起こり得ます。しかし、その場合は全受験生が平等な立場になるだけであり、みなさんが不利になるわけではありません。したがって、傾向が変わらなかったら単純にラッキー、変わったとしても平常心で臨む覚悟を決めておきましょう。

 

④ 間違えた問題の種類を特定し、知識を補充する

過去問演習を行った後に解答・解説を熟読するのですが、その時に「ミスったわ」「へえ、そうなんだぁ」「そんなの知らねーし()」などのリアクションを取っているならば、その時点で受験生失格です。まず、間違えた問題を大きくアウトプットの問題なのか、インプットの問題なのか分類する習慣を付けましょう。シンプルに言うと、「言われたらわかる」ものはアウトプットの問題で、「言われてもわからない」ものはインプットの問題です。そして、過去問演習で大きく点数を伸ばすコツはアウトプットの問題での失点をゼロにするという意識を強く持つことです。受験勉強の8割は壮大な丸暗記ですので、暗記しているはずのもので失点しては受験勉強の意味がなくなってしまいますし、もはやそんなものは勉強ですらありません。

 

 

ここはもう少し詳しく書いておきます。一般的に、進学校の生徒と非進学高の生徒には大きな違いが2つあります。基礎知識や一般常識、勉強習慣、地頭の良さという点での差もあることにはありますが、私立文系受験の合否という観点から見ればそれほど決定的な違いとは思えません。

 

それでは何が決定的に異なるかと言いますと、ひとつは上記アウトプットの問題に対する意識です。進学校生徒にとって知っている問題で失点するのはボンクラ以外の何物でもなく特に意識するまでもなくこの部分での失点はゼロであるのが普通す。そして、この違いはボーダーラインを超える程度には十分に大きいのです。

 

 

もうひとつは、「当たり前」の基準値です。たとえば、進学校生徒にとっては上記のような失点がゼロであるのは「当たり前」ですし、知らなかった部分のインプットを即座に行うことも「当たり前」、この時期なら一日10時間を越える勉強も「当たり前」で、合格するために全力で勉強するのも「当たり前」です。これは個人の問題ではなく集団の問題です。周りの人間と協力して空気を作っていく必要があるため、家庭教師だとなかなか難しいのですが、少なくともこれから受験に向けては一人ひとりが意識的に「当たり前」の基準値を上げていってください。

【生徒向け】実例掲載!センター終了後によくある学生の行動3パターン

こんにちは、Libraのハヤシです。


本日はタイトルの通りセンター終了後の学生にありがちな行動パターンを紹介します。

 

この記事は、特にセンター試験の結果が芳しくなかった人ほどじっくり読んでください。

 

毎年学生を指導していると、センター試験の結果によって以下3パターンの行動を起こす生徒が非常に多いです。

 

いい例も悪い例も掲載しておきますので、くれぐれも事例②に当てはまらないように注意してください。

 

しっかりと正しい準備をして、本番の一般入試で最高の結果を勝ち取りましょう!


事例① Aくん

センター試験
英語:153 L:36 日本史:88 国語(現):141(76)


追い込みの時期に英語と国語に注力した結果、日本史は本番で自身の最低点となってしまった。

志望学部の関係上、漢文まで必須の学部しか志望してなく、かつ日本史は90点を切らない前提での出願だったので、合計点はそこまで悪くなかったものの、滑り止めを確保できなかった。


<当時の記憶>

入塾当時から社会は好きで得意科目だったが、英語が苦手だった。 反復多読を欠かさず行ってきた結果、5月のマーク模試からセンター本番までは点数が2倍以上になった。 日本史はセンターでの予想外の失点があったおかげで、教科書の反復確認・ 今まで解いたきた小テストの解き直しをするといった基本に戻り、 インプットを繰り返すことで基本問題での失点をゼロにするように取り組んだ。これまでの努力が実を結び、見事早稲田大学教育学部へ合格した。コツコツと継続すること、また「失敗」 から学び修正することが、最終的な合格に繋がった。


事例② Bくん

センター試験

英語:160  L:40 世界史:95 国語(現):82


センター枠で中央の総合政策に合格。ずっと早稲田に行くことを宣言して頑張っていたので、センター後にモチベーションが低下することはあまりなかった。しかし、過去問演習に熱中し、 英語の反復多読や世界史の教科書確認などインプット作業を軽んじた。 その結果、MARCHも早稲田も一般は全滅した。


<当時の記憶>

赤本を解き、合格点に届かず、次こそは!と赤本を解いてまた届かず …という負のループに陥っていた。反復多読などのルーティンをきちんとこなすことは学力的にも精神的にも支えになるが、 一方で面倒臭い作業でもあったので、 過去問演習を繰り返すことによって「勉強したつもり」 になってしまった。「インプットありきのアウトプットである」ということを忘れるべきではなかった。


事例③ Cさん

センター試験
英語:132 L:28 世界史:91 国語(現):68


センター試験では3科目合計70.9%の得点にとどまり、 滑り止めの専修大学はなんとか合格しそうであったが、ここからMARCHへの合格を狙っていくには、しっかりとした受験計画を立てることはもちろん、「 どの科目を強化するか」を絞っていく必要があった。


<当時の記憶>

 日々真面目に勉強に取り組み、熱心に勉強は続けていたものの、 もともと勉強が得意なタイプではなく、特に「 現代文と英語の長文読解が苦手」 という意味では逆転合格を狙う生徒の典型的なタイプだった。 彼女の場合、また、多くの逆転合格者がそうであるが、MARCH にこだわる中で法政大学に狙いを絞り、中でも前年度合格最低点が 189/350と極端に低かった文学部地理学科に狙いを定めた。 そのうえで、センター後は何周も教科書を反復し、基礎知識を復習 して「世界史」を徹底的に強化し、 狙いを絞った過去問演習を繰り返すことで見事合格を勝ち取った。 勝因はいくつかある(基礎知識の反復確認、学部にはこだわらない姿勢など)が、 そのうちのひとつは確実に必ずMARCHに合格する!という 執念にも似た「熱意」だったと言えるだろう。

 

上記の例のように、 センター試験以降の過ごし方で一般入試の結果は大きく変わってきます。

 

そもそもセンター利用枠はボーダーラインも高く私文志望の受験生 にとってはオプション(保険)に過ぎません。

本当の勝負はここからということを改めて思い出し、目の前の勉強に全力を注いでください。

 

 

今までの勉強の成果を活かすためにも、しっかりと褌を締め直して頑張っていきましょう!!